気になることには意味がある 〜言霊と音霊〜
2024.11.16
2024.09.26
ここ数年で社会現象を巻き起こした『鬼滅の刃』。
その魅力はどこにあるのでしょうか。
今回は、スピリチュアルな視点で、この作品が人々の心を捉えた理由を探ってみたいと思います。
今回は無限列車編で描かれた明晰夢と精神の核に焦点を当て、わたし自身の明晰夢の体験も交えてお話していきます。
無限列車編で、主人公の炭治郎は、鬼の魘夢(えんむ)によって作り出された夢の世界に閉じ込められます。
そこで炭治郎は、家族との再会という甘い夢を見せられながらも、同時に深い絶望と恐怖に突き落とされます。
この炭治郎の体験は、まさに明晰夢そのものです。
わたしも明晰夢をよく見ます。
明晰夢の中に入る時は、自分の体が抜け殻のように残して、意識だけが別の空間に飛び出すような感覚を味わいます。
その際、体感は熱く、鼓動は高まり、高揚感と恐怖感が入り混じったような不思議な感覚に包まれます。
そして、目覚めると前頭葉がボーッとしますので、まるで激しい思考活動の後のような感覚です。
明晰夢は、単なる夢ではなく、魂の奥底にある記憶や潜在意識と深く繋がっていると考えられています。
炭次郎の夢も、彼の魂が持つ記憶、つまり前世や魂の故郷を映し出していると言えるでしょう。
夢の中で炭次郎が見た家族との穏やかな日々は、彼の魂が強く願っている、平和で穏やかな世界への憧憬を映し出しているのです。
わたしの明晰夢体験も同様で、様々な空間を旅する中で、過去の記憶や未来の出来事のようなものを垣間見ることもあります。
見てきた世界が本当かどうかネットで裏取りすることもあります。
明晰夢は、目が覚めても忘れることはほとんどありませんが、念のため記録に残しています。
明晰夢は、まるで魂が時空を超えて移動して様々な情報を収集しているような感覚です。
もしかすると、現在注目を浴びている予言めいた漫画や書物は明晰夢の記録かもしれないですね。
魘夢は、炭治郎の精神の核を破壊することで、彼を操ろうとします。
精神の核とは、その人の心の支え、つまり魂の根幹と言える部分です。
炭次郎の精神の核は、家族への愛と、妹・禰豆子を人間に戻したいという強い意志でした。
この精神の核を破壊しようとする試みは、わたしたちの魂の成長過程において、誰もが経験する試練を象徴していると言えます。
炭治郎は自分自身に「一番弱い人が一番可能性を持ってるんだよ」と、励ましの言葉をかけています。
わたしたちも、人生の中で様々な困難や試練に直面し、その度に自分の精神の核を揺さぶられます。
しかし、その試練を乗り越えることで、私たちはより強く、そして深く成長していくことができるのです。
鬼滅の刃の世界観には、魂の領域とつながる要素が数多く散りばめられています。
例えば、鬼は人間の負の感情が具現化した存在として描かれています。
これは、私たちの心の闇の部分を象徴していると言えるでしょう。
また、物語の舞台となる鬼殺隊は、いわば「魂の修行の場」のような場所です。
鬼と戦うことで、登場人物たちは自分自身の心の闇と向き合い、成長していくのです。
鬼滅の刃が愛されている理由は、エンターテイメントを超えた魂のレベルでの共鳴にあると言えるでしょう。
明晰夢、魂の記憶、精神の核、そして心の闇と光。
これらの要素が複雑に絡み合い、わたしたちに深い感動を与えてくれるのです。
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