気になることには意味がある 〜言霊と音霊〜
2024.11.16
2024.11.10
私たちの心の奥底には、常に「誰かとつながりたい」という願いが宿っています。
それは、子どもの頃の仲間意識や、大人になってからの友情、そして恋愛といった形で現れます。
この「つながり」を求める心の根底には、私たち人間が本来、孤独を恐れる存在だからという理由があるのかもしれません。
絆を求めることは、安心感や帰属意識を得て心の安定を図ろうとする、自然な人間の営みです。
そしてその願いを叶える特別な存在として「ソウルメイト」という概念があります。
ソウルメイトは「魂の伴侶」とされ、前世から深い縁で結ばれた特別な相手だとされています。
昔から、「世界には自分と似た人が3人はいる」といわれることがあります。
これは科学的な根拠に乏しいものの、人々の興味やロマンをかき立て、自分自身や他人への関心を深めるきっかけとなってきました。
スピリチュアルの世界では、この説が「ツインソウル」と同義とされ、同じ魂のグループから分かれて生まれた存在が、それぞれの成長のために様々な経験を分担し合うと考えられています。
では、私たちはどうすればソウルメイトに出会えるのでしょうか。
実は、出会いに必要なのは「この人こそが自分のソウルメイトだ」と信じる心かもしれません。
そもそも、私たち人類そのものが広い意味でのソウルメイト同士だという考え方もあります。
ソウルメイトは必ずしも恋愛相手であるとは限りません。
家族、友人、仕事仲間など、様々な形で現れることがあるのです。
例えば、キュリー夫妻が科学において共に多大な貢献をしたように、またマザー・テレサとダイアナ妃がそれぞれの生き方で人々に愛と希望を与えたように、魂のつながりを感じさせる相手がいます。
もちろん、私たちが彼らの関係に理想を投影している部分もありますが、そこには確かに「共に生きた意味」があるのです。
ソウルメイトという概念は、古代ギリシャの哲学者プラトンの「球体人間論」までさかのぼることができます。
彼によれば、人間はもともと両性具有の球体だったが、二つに分けられて男と女となり、お互いを求めて彷徨うようになったといいます。
この説が、現代のソウルメイトの考え方の起源とされています。
ソウルメイトを求めるなら、ただロマンチックな相手を探すだけでなく、日常のすべての人間関係を大切にすることが大切です。
日々の出会いや交流を、魂の成長を促す貴重な機会と捉え、感謝の気持ちを持って向き合うことで、自然と私たちの周りに魂のつながりを感じられるようになるのではないでしょうか。
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